第11回先端研究セミナーを2013年4月9日に開催しました。

演題:完全非増幅1細胞シークエンサーの開発

演者:上村 想太郎 博士 (独立行政法人 理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター チームリーダー)

抄録: 私たちはたった1個の受精卵細胞が分化することで様々なタイプの無数の細胞を生み出し、その集まりで生命活動が成り立っています。従って様々な分化過程、病変細胞や薬剤応答などを詳しく調べるためには様々な細胞が混じり合った集団を計測するのではなく、1細胞単位での計測によるデータの蓄積によって可能な真の一細胞生物学の構築が有効です。また、がん転移を引き起こすと考えられている血中循環がん細胞(CTC)は血液中にわずかな細胞数しか存在しませんが、わずか数個のCTCでもそれらの遺伝情報を正確に解析することは転移の可能性を理解するうえでとても重要です。そのためには、測定バイアスを生み出すPCR増幅なしに単一細胞中のほとんどの分子 (DNA, RNA, 修飾核酸)を非常に高い捕捉率で捉えることができる、単一細胞を一分子単位で高効率に解析する核酸シーケンサーの開発を行います。

 

日時:2013年4月9日(木) 16:00~17:00

 

場所:研究所1階 セミナー室B

 

連絡先:芝 清隆(内線5382)

 

*本セミナーの内容は専門的であり、医学生物学分野の研究に携わる方を対象としています。

 

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